君しか胸の真ん中にいない

あけましておめでとうございます。今年はもう少し頻繁に更新したい、と思いながら文字を打ち込んでいます。今年もよろしくお願いいたします。

 
2017年はHey!Say!JUMP LIVE 2016-2017 DEAR.でコンサート初めを迎えた。
 私はそこそこ長いことHey!Say!JUMPのファンをしている。山田涼介くんのファンになったのは、2007年の夏。約5年前、いわゆる担降りというものをしたけれど、Hey!Say!JUMPのことは大好きで、それまでと変わらず、テレビ番組を欠かさずチェックし、リリースされるものを購入し、コンサートにも足を運んできた。それで楽しくて何の問題もなかった。
 
昨年の8月、コンサートDEAR.を観に行った。それはもう、圧巻だった。前回のツアーを軽々と超えてきた。九者九様の王子様のようなルックス、安定した歌とダンスの実力。そんな彼らがとうとう、「世界観」なるものを手に入れてしまった。曲の、この公演の、創り出す世界と観客を繋ぐために、Hey!Say!JUMPはあまりにもうまく立ち回りすぎていた。単純にすごい…!!!と思った。それは泥臭さの一切見えない、完成された芸術のようで、まさに絶品だった。
楽しく終わると思ったコンサートだったけれど、Dear.を聴いていたら、突然胸が痛くなった。
「もう今日の君も 明日の僕も 君しか胸の真ん中にいない」
それは君たちを一番に思ってあげられなくてごめんなさい、という罪悪感のようなものだったのかもしれない。私にはいま、他に一番に応援している人がいる。そんな私がここにいていいのか、もっとこの席に座るべき人がいるのではないか、と思って苦しくなった。嫌いになったんじゃない、大好きで大切だから余計にそう思った。
 
そんなことがあったので、今回のコンサートで、もうわたしはJUMPのコンサートに行かない、と決意せざるを得なくなってしまうのではないか、と思って怖くてたまらなかった。それならそれで、確かめてみたい気持ちもあったのだけれど。
 
迎えた1/1、Hey!Say!JUMPとしては久しぶりの東京ドーム。やっぱり大きい。席はメインステージのど真ん中延長線上。バックステージがすぐ後ろに見えた。嬉しさと不安の入り混じる気持ちで9人の登場を待った。
いざ始まると、大好きなHey!Say!JUMPの姿がそこにあった。自然と大きな声が出た。10周年を目前に控えた彼らの堂々としたパフォーマンスは不安になる暇など一切与えてはくれなかった。近くをメンバーが通っていき、彼らが存在しているということをありありと見せつけられた。セットリストには昨年のツアー中にはなかった懐かしい曲が組み込まれていて、懐かしい衣装で登場するメンバーもいた。都合のいい解釈でしかないけど、なんだか「まだ見ててもいいんだよ」と言ってくれている気がした。
 
わたしは、新しいものを得たからといって古いものをすぐに捨てたりはできない性分だ。忘れられるのならとっくにそうしている。担降りって難しい。でも、Hey!Say!JUMPは私にとっていつまでもキラキラ輝くアイドルなのだと改めて思うことができた。
「高みに行く時は、もちろん皆さんも一緒です」と最後の挨拶で薮くんが言ってくれた。一緒に連れていって、なんてワガママ言わないから、高みに行くHey!Say!JUMPのことを見させてほしい。きっと国民的アイドルになれる、と確信した夜だった。10周年を迎えるHey!Say!JUMPを好きでいられることを誇りに思っていよう。あとは気持ちの赴くまま、応援したいと思う限り応援しようと心に決めた。

 

2017年がHey!Say!JUMPにとって素晴らしい一年になりますように。そう願うばかりだ。